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バサント・パント 先生 報告
第2回ネパール日本脳神経外科学会特集

カトマンズ・モデル病院 脳神経外科部
バサント・パント

 第2回ネパール日本脳神経外科会議は2006年9月22-23日、ポカラにて開催された。会議のテーマは「脳神経外科の知識を広める」で、脳神経外科の専門医をはじめ、医学会全体にこの分野の科学の知識を一層普及させることを目的としていた。会議をポカラで開催することで、参加者にはヒマラヤの景色も同時に楽しんで頂くことを目論んでいたが、あいにくの天気で山は見えなかった。悪天候というのは、この季節には珍しいものである。参加者は計145人で、うち31人は外国人であった。日本からは北海道から鹿児島まで、日本列島を横断する各地から日本の脳神経外科を代表する26人が参加した。
 報告書は計63本あり、脳神経外科の基本から最新の情報が報告された。イタリアのアルビーノ・ブリコロ教授やインドのアチュール・ゴエル教授、バサント・ミスラ教授、シンガポールのイヴァン・ウン博士、インドネシアのアンドレ・ガザリ博士の参加が会議に国際色を添えた。
  会議の充実した計画の中身や時間の正確さ、アカデミックなレベルの高さに対して参加者からは賞賛の声が上がった。日中の研究に加え、地元の文化的、社会的プログラムが毎夜催された。同伴者に対しては異なるプログラムが用意され、好評を博した。今回の会議は、ネパールにおける脳神経科学を一歩推し進めるものであったと同時に、将来における新しい可能性を開いたと言える。第3回ネパール日本脳神経外科会議が日本で開催されることも決定した。ネパールからは限られた人数しか参加出来ないだろうが、会議後に行われる研修プログラムによって次回の会議も意義深いものとなるだろう。ネパール脳神経外科ジャーナルは次号に本会議の要約を掲載するという。
 遠方から本会議にお越し頂いた皆様、特に本会議の開催を強く後押しして下さった神野哲夫教授に、感謝を申し上げたい。