プロジェクト

サダコの絵本プロジェクト





このプロジェクトについて

広島平和記念公園にある慰霊碑「原爆の子の像」は、12歳で原爆による白血病のため亡くなった佐々木禎子さんの死を悼んで、広島の子どもたちの呼びかけによって建立されました。
絵本『おりづるの旅』(うみのしほ作・狩野富貴子絵/PHP研究所)は、佐々木禎子さんと「原爆の子の像」を建立した子どもたちの物語です。ANTは、紛争や自然災害などで苦しむ子どもたちに、ヒロシマからの勇気と希望を届けたい、また核兵器が二度と使用されないように、と願って、絵本『おりづるの旅』をダリ語、英語、ネパール語、中国語、タガログ語、韓国語など22ヵ国語に翻訳し、世界各地に届けています。
また、パキスタンのアーティスト、フォージミア・ミナラさんと共に、絵本『サダコの祈り』も、英語、ウルドゥ語、ダリ語、パシュトゥン語など多様な言語で制作・出版し、パキスタンやアフガニスタンなどで子どもたちに読み聞かせながら配布しています。

活動のはじまり

アフガニスタンで地雷により負傷した人々の義足を作る日本人女性を主人公にした、映画『アイ・ラブ・ピース』(2004年公開/大沢豊監督)。2003年10月、この映画に出演したアフガニスタン人の少女、アフィファさんが、アフガニスタンの映像作家であるヌルラ・サイフィさんらと広島を訪問しました。
ANT代表・渡部朋子が、地雷で片足をなくしているアフィファさんを車椅子に乗せて平和公園を案内し、絵本『おりづるの旅』を使って「原爆の子の像」を紹介しました。すると、アフィファさんやヌルラ・サイフィさんは「サダコはアフガニスタンの子どもたちと同じだ」と言って涙し、是非この絵本をアフガニスタンの子どもたちに読ませたいと、強く望まれました。
著作権の問題があり、出版はかないませんでしたが、翻訳したシールを絵本に貼るという形で出版社から許可をいただき、ダリ語版絵本『おりづるの旅』を制作、300冊以上をアフガニスタンへ届けました。
これ以降、翻訳シールを貼り付ける形で、世界各地へ絵本『おりづるの旅』を届けています。

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